ヒナを拾わないでキャンペーン
日本野鳥の会でこんなキャンペーンが行われています。
ご紹介します
ヒナを拾わないで!!キャンペーンがはじまります
今年も野鳥の子育ての季節がはじまりました。身近な場所でも、鳥たちのさえずりが聞かれ、かわいいヒナに出会うこともあるかもしれません。野鳥のヒナはまだ上手に飛べない状態で巣立つことが多いのですが、そのようなヒナでも多くは親鳥が食べ物を運んだり安全な場所へ導いたりして育てている最中なのです。明らかにケガや病気とわかるものでないヒナを迷子だと思って拾ってしまうと、親鳥から引き離してしまうことになりかねません。(財)日本野鳥の会は、(財)日本鳥類保護連盟・NPO法人野生動物救護獣医師協会と共催で「ヒナを拾わないで!!キャンペーン」を実施し、巣立ちビナへの正しい対処方法を広く伝えることで、野鳥の生態や自然のしくみについて知ってもらいたいと考えております。
ヒナを見つけたら・・・Q&A
4~7月には野鳥のヒナに関する問い合わせが多数寄せられます。
◎電話相談数のデータはこちら
その中からよくある質問と答えを一部、ご紹介します。
Qヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒して近づけないので、その場を去る方がよいでしょう。
Qネコやカラスに食べられないでしょうか?
A心配でしたら、ヒナを近くの茂みの中に移しましょう。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう。
Q人がヒナを育てることはできないのですか?
Aたくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1ヶ月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナが自然の中で生きていけるとは限りません。
◎より詳しい情報はこちら
ケガをしているものや、希少種など、そのままにしておけないと判断される場合は、自治体などに相談してください。
◎自治体の連絡先はこちら
キャンペーンにご協力ください
「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンにはどなたでも参加することができます。
キャンペーンポスター(表面にメッセージとQ&Aが、裏面により詳しい説明が掲載されています)をダウンロードして、家のドアや町内の掲示板・回覧板、公共施設や学校など、多くの方の目に留まるところにご掲示ください。
※ダウンロード使用ができない方、教育の場での教材として複数ご入用の方には、印刷物を無料でお送りします。お気軽に下記までお問い合わせください。
【ポスターのお申し込み・お問い合わせ】
(財)日本野鳥の会 普及室「ヒナを拾わないで!!」キャンペーン係
TEL:03-5436-2622 FAX:03-5436-2635 Eメール:nature@wbsj.org
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