巣落ちムクドリ 3 事故
5月21日(水)晴れ
今日も二羽でベランダで親鳥を待つ。
昨日までの無駄に鳴く様子はなく、黙って天を仰いでいる姿が目立つ。
隠れるのも上手になっている様だ。
警戒する事を教えられているのかもしれない。
親鳥は、近くに来ると高い声で呼びかける。
たいてい向かいの家の屋根のテレビアンテナから
こちらに向かって呼びかけている。
雛たちは、その声に反応して声を一段と高くして必死に返事をする。
親鳥は、その声を聞いて餌をもって我が家のベランダの手すりにやってくるが、
私たちが不用意に姿をみせたりすると
たとえそれが閉じたガラス戸のカーテンの陰であろうと
警戒して飛び去ってしまう。
そうすると、しばらく戻ってこないので
私も様子を見に行くときは、物音を立てないようにし、低い姿勢で覗くようになる。
夕方、次女が帰宅し、友人が数名遊びに来た。
友人達とベランダに様子を見に行って
「一羽しかいないよ!!」と降りてくる。
子供たちが庭を見ると、
そこに、無残に息絶えたピー君の姿があった。
中途半端に飛べたピーくんが、ベランダを越えて落ちてしまったのか・・。
頭に怪我をしていた。
ちょうど、わが家のワン娘のテリトリー内だったので、
落ちてきたピーくんをいじって殺してしまったのか・・とも思ったが、
一度構い始めると、徹底的に構い続けるワン娘が静かにしていた事から
もしかしたら、カラスの仕業かもしれないと推測する。
この数日、カラスが目を光らせていた。
雛がカラスに摘み上げられた時、親たちが攻撃して
カラスの口からピーくんが落ちたのかも知れないと・・・。
頭の傷はそのせいかな?
いずれにしても、とても残念だった。
本当の事はわからないけれど、
ピーくんがいなくなり、またピーちゃんは一人ぼっちになってしまった。
様子を見に行くと、
ポリバケツの陰に隠れたっきり、ほとんど姿を見せない。
かなり怖い思いをしたと思われる。
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